剪定の仕方
剪定の必要性
剪定は美観を保つだけのものではありません。剪定は次のために必要です。
お庭の限られたスペースに調和した大きさに維持するためです
美しい樹形を保つためです
病気や害虫に対する抵抗力をつけるためです
込み合った枝を剪定することで、風通しや、採光を良くするためです
不要な枝を剪定することで、養分の流出を防ぐためです
剪定の道具
名  称
用  途
形  状
木 ば さ み
細い枝を切るためのはさみです。
剪定ばさみが入りにくい細かい仕上げをするのに適しています。
はさみ1
剪 定 ば さ み
太い枝用のはさみです。
剪定ばさみは片方だけ大きな刃で、もう片方はそれを受けるようになっています。
てこの原理で、木ばさみでは困難な枝でも切り口を荒らすことなく切ることができます。
はさみ2
刈 込 ば さ み
生垣や玉ものなどを刈込むのに使います。
このはさみの使い方にはコツがいります。片方の腕を固定して、もう片方の腕を動かして切ります。右利きの方なら、左腕を固定して右腕を動かして切っていくと良いでしょう。
生垣でしたら、そのまままっすぐに進み、玉ものを刈り込む場合は、刃を裏返しにして使うと丸い形を出し易いです。
はさみ3
剪定の仕方

枯れた枝や、病気の枝、不要な枝(右下図)を剪定します。

車 枝
幹の同じ位置から、八方に枝が出ているもの
剪定の仕方
ふところ枝
樹木の内側に向かってでている枝
徒長枝
一直線に伸び出す枝で、樹形を崩す枝
からみ枝
文字通り、他の枝にからんでいる枝
逆枝
枝の先から幹に向かって伸びる枝や、下方に向かって伸びる枝
胴吹き(幹吹き)
樹木の幹から出る小枝で、樹木が弱っているときに出ますので、早めに切り取り、衰弱をくいとめます。
ヒコバエ
樹木の根元や地表の根から出る枝で、放っておくと樹木を衰弱させますので、早めに切り取ります。