肥料の与え方
植物が生長するには10種類の成分が必要ですが、たいていは、土中や空気中、雨水などの含まれています。肥料が無くても、ある程度の生長は望めますが、より生長を促すには、窒素、リン酸、カリを多く必要としますので、肥料を与えて補わなければなりません。
窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の3つを合わせて肥料の3要素といいます。
窒素(N)
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「葉肥」ともいい、葉や枝の生長に欠くことができません。
ただし、多く与えすぎますと、軟弱になってしまいます。
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リン酸(P)
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「実肥」、「花肥」と呼ばれ、花や実の生長に、とても大切なものです。
特に、果樹や花物には、多くを必要とします。
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カリ(K)
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「根肥」と呼ばれ、根を作ります。
適宜与えることで、暑さや寒さに対して抵抗力ができます。
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肥料は、有機質肥料と無機質肥料に分類できます。
有機質肥料
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油粕、骨粉などを有機質肥料といいます。
有機質肥料の特性は、遅効性で、危険性が少ないので、植え付けのときや、寒肥(かんごえ)に用います。
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無機質肥料
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窒素や硫安など、化学的に作られた肥料をいいます。
無機質肥料の特性は、速効性がありますので、追肥に向いています。
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寒 肥
(かんごえ)
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1月~2月の植物の休眠期に、堆肥、油粕などの遅効性の肥料を与えます。
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お 礼 肥
(おれいごえ)
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花が咲き終わった後や、果実を収穫した後にお礼の意味をこめて与えるもので、窒素肥料を少な目に与えます。
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追 肥
(ついひ)
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8月~9月に、速効性の肥料(化学肥料)などを与えます。枝や根を強くして、来るべき冬に備えます。
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肥料は、図のように、一番外側の枝の真下に、円形で深さ10~15cm程度の溝を掘って与えます。