ミミズの役割

土をつくるのが微生物だとしたら、それを耕し豊かにしているのは、実は人間ではなく、ミミズです。
通常ミミズと言えば、釣りの餌にするとか、理科の実験のために教室で解剖するぐらいにしか考えられません。
しかし、ミミズは地中の動物群の中で圧倒的に多いばかりか、動物全体の50%以上を占めると言われています。人間にとって最も有益な味方なのに、正当な評価を受けていないようです。

 

では、なぜ?ミミズはそんなに重要なのでしょうか?
それは、ミミズが消化路の中に莫大な量の微生物を飲み込み、排泄物となったこれらの微生物が、豊かな腐植土のもとになるからです。

植木・庭木の剪定時期

剪定の時期は大きく分けると12~3月の庭木の休眠期中に行う冬期剪定と、4~5月に行う春期剪定、6~8月の生育中に行う夏期剪定、9~11月に行う秋期剪定などがあります。

花の咲く樹木の剪定は、花の終わった後に剪定し肥料をあげるのが良いとされます。

庭木の手入れ(剪定)をいつ(何月)にしたら良いのか?

植木屋がお客様から受ける問い合わせのうち最も多いものです。

答えは・・・「何とも言えません!」

というのも、「樹」にはそれぞれに適した剪定時期があります。
また、「何のために剪定するのか?」とういう「目的」によっても違ってくるからです。
例えば、
1.
「ツツジ」や「サツキ」類は、花が終わったらすぐに刈り込みを行えば、翌年も花を咲かせてくれます。
ただ、その時期の「クロガネモチ」はすでに花をつけているので、剪定を行えば花を落としてしまう事になり、晩秋の赤い実は少なくなってしまいます。

2.
「マキ」の刈り込みは、綺麗に刈り込まれた姿を長く維持したいのであれば、新芽が固まった後に行うのが良いのですが、バッサリと枝を切って形を作りたいのであれば、新芽が固まらないうちが良い・・・。

といった具合に、「お客様の庭にはどんな樹が植えられているか。」それらのうち、「どれを優先するのか」がわからないと判断のできないということになります。

害虫

近年チャドクガ・イラガの発生、被害が増えてます。

チャドクガ:5月頃と、8~9月頃の年2回発生します。

      ツバキ・サザンカなどにつきます。

      葉の裏に1列になり葉を食べていきます。

イラガ:7~9月頃(夏期特に発生)します。

    カシ・モミジ・トネリコなど色々な木に発生します。

    刺されると電気に打たれたようなひどく激しい痛みに

    襲われ炎症をおこして痛みます。

 

葉が茶色く変色したり、葉が食べられ少なくなっている様な木を触る時は気をつけてください。

落ち葉は肥料になるの?

お庭のお手入れをする際には、コボウキ、クサボウキと呼ばれる小さなホウキ等を使って、剪定ゴミだけでなく、植え込みの中の落ち葉まできれいに掃除します。
 植木屋の世界では、こうした掃除はお手入れの中でももっとも大切な仕事の一つとされているのです。
 ところが、お庭の隅々までお掃除をしていると、時折お客様に質問されます。
 「落ち葉は腐葉土堆肥になるから、そのままにした方が良いのでは?」

 確かに雑木林の落ち葉は、そのまま腐葉土になり、堆肥化します。
ただそれは山林のいろいろな生物が絡み合い、長い年月を経てのこと。
  お庭のような限定された生物環境の中では、落ち葉が溜まり、風通しが悪くなった場所からは病害虫が発生する要因となります。
 また草花を植えられている場合、地面に光が差さない場所では草花は新しく芽を出すことができません。
 そして、落ち葉は腐熟する過程で周りから多量の窒素を奪ってしまいます。逆に土がやせてしまうのです。

 山菜や山野草が豊富に育つ「里山」環境も、冬の間にある程度の落ち葉かきをしてやるからこそ、保たれています。誰も落ち葉を集めず、間伐をしない里山では、山菜も山野草はほとんど見ることができません。
 限定された環境の中で、豊富な植生を保つためには、人間の管理は欠かせないのです。

 肥料は、寒肥やお礼肥など、時期を見ながら、骨粉や油かすなどを適量施すのが良いでしょう。