な行の樹木
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ナツツバキ(別名:シャラノキ) |
ツバキ科ナツツバキ属 |
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本州(宮城県、新潟県以南)、四国、九州の山地に自生する。夏にツバキに似た白い花を咲かすということでその名がついた。シャラノキは葉が沙羅双樹の葉に似ていることからサラノキが変化してシャラになったと言われます。
樹高10から20mになる落葉高木。 |
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花は6から7月、葉腋に1~2個直径5から7cmの白い花をつける。花弁は5個で縁にはシワがある。 |
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花長さ5から12cmの卵形から倒卵形で先は尖り、鋸歯はなめらか。
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さく果は木質で10から11月に褐色に熟し、長さ1.5から2cmで、先は尖り5裂する。
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ナナカマド |
バラ科ナナカマド属 |
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全国の山地に自生しており、秋の紅葉が美しい。 大変燃えにくいため7度竈に入れても燃えないというところから名前がついたという説が一般的。
高さ 7から15m程度になる落葉小高木。 |
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花は5から7月に枝先から複散房花序を出して、白色の小さな花をたくさんつける。花冠は6から10mmで花弁は5個。 |
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葉奇数羽状複葉で小葉は4から7対あり、長さ3から7cm。披針形から長楕円披針形で先は尖り、縁には浅く鋭い鋸歯がある。両面とも無毛。
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実は直径5から6mmの球形で赤く熟す。 |
ネズミモチ |
モクセイ科イボタノキ属 |
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関東地方以西の本州・四国・九州の、主に太平洋岸に生育する。 この木の実がネズミの糞のように見え、また葉がモチノキによく似ていることからその名が付いたと言われる。
高さ6から8m程度になる。常緑小高木 |
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花は6月頃、本年枝の先に、長さ5から12cmの円錐花序を出して、直径5mm程度の白色の花をたくさん付ける。花冠は4裂し、雄しべは2本である。 |
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葉は対生で、長さ4から10cmの卵形で革質、光沢があり、先端は尖り全縁。 |
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実は7から10mmの楕円形で黒紫色に熟す。 |
ネムノキ |
マメ科ネムノキ属 |
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東北地方以南に生育する落葉の高木。夜、葉が眠るように閉じてたれることからその名がついたと言われる。 陽樹で裸地に最初に進入するパイオニア樹の一つである。
高さ6から12m程度になる。落葉高木 |
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花は6から7月、枝先に10から20個の花が集まった頭状花序を房状につける。夕方開花し淡紅色の花糸は長さ3から4cmと長い。 |
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葉は大型の2回羽状複葉で互生し、長さ20から30cm、小葉は18から29対あり、長さ約1cmで、上面は濃緑色、裏面は短毛があり粉白色。全縁
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豆果は長さ8から15cmで、熟すと褐色になる。種子は楕円形で長さ1から1.5cm。
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ニシキギ |
ニシキギ科ニシキギ属 |
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山野に生育する。 紅葉が特に美しく、それ故名の由来ともなっている。
高さ2から3m程度になる。落葉低木 |
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花は5から6月、葉腋から集散花序を出して、淡緑色の花を数個開く。花弁は4個、雄しべも4個。 |
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葉は対生で、長さ2から7cmの倒卵形で細かい鋸歯がある。先端は尖る。 |
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さく果は長さ8mmの狭倒卵形で、熟すと裂けて中から橙赤色の仮種皮に覆われた種子が1個露出する。
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ニワウルシ(別名:シンジュ) | ニガキ科ニワウルシ属 |
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中国原産で明治初期に日本に渡来した。 葉が奇数羽状複葉でウルシに似ていて、庭園などに植えられたことからその名がついたと言われる。別名のシンジュ(神樹)は英名のtree of heaven の直訳である。
高さ10から20mになる。落葉高木、雌雄異株 |
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花は6から7月、円錐花序を出し緑白色の小さな花をたくさん開く。 |
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葉は互生で大型の奇数羽状複葉、小葉は長卵形で長さ8から11cm、先端は尖り、基部の1から2個の歯牙がある。 |
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9から10月に翼果が黄褐色から赤褐色になる。翼果の中央には種子がある。 |